westさんに映画を 映画館で映画を見るようになってきたので、映画・演劇などの記録を....
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スワルプ氏が大阪に!
2009-11-21 Sat 23:20
「映画は映画、原作は原作と」

2009112220200920091122202007


今年の大阪ヨーロッパ映画祭ではインドとのフュージョンも!
スイス映画「タンドリーラブ」のディスカッションで、映画の監督以外に「スラムドッグ$ミリオネア」の原作”Q&A”を書いたVikas Swarup(ヴィカス・スワルプ氏が来られていた。
映画のことについては別途ゆずるが、ここではミリオネア...関係を。

私自身は映画も観たし、スワルプ氏の原作”Q&A”も読んだ。
  映画の感想は、ここここ、本についてはここ

どちらも良かったが、この二つが全く違うということが気になっていた。今が原作者に聞く良いチャンスと思い、今回は違いについて質問をしてみた。
結果は....「映画と本は(もちろん)違う。映画で本の全てを述べても絵にならない。」とのこと。

原作では、まさにクイズショーのように、Rs100、200、1000、2000....と賞金額が上がり、それぞれのクイズがあるが、それは全てトーマスの人生の一つづつの物語、トーマスの生き様がクイズそのものだと思った。今回のスワルプ氏の言葉でも、「これは通常の本のような章だてでなく、賞金だて」という言葉だった。(通訳さんは本のことを御存じないので、数百万ページとか訳しておられたが、意味分からないのは仕方ないです。)
ちなみに”Q&A”の主人公の名前はラム・モハメッド・トーマス。まさにヒンズー教、イスラム教、キリスト教がミックスした名前に準じた人生。

一方の映画は、主人公ジャマールが恋人ラティカ、兄サリムとのくっつき離れる波乱の恋物語。

どちらが優れるという問題ではないが、全然違うストーリー。

本にあるような12のクイズそれぞれを小話として積み上げても映像的には面白くないだろうし、映画のような恋のおっかけを文章で読んでも薄っぺらな気がするだけ。映画監督の言葉も正しい。

アカデミー賞とったけど、原作者はこの違いをどうお考えか?あまりの違いに憤慨しているのでは?と私は思ったのだが、まあおっしゃる通りだ。確かに氏の言葉で「アカデミー賞をとったので不満は言えない」というのもあったので、スワルプさんとしては、宗教的なこと、経験で人は育つ、人の生活というようなことを言いたかったのが、ちょっと映画向きに変えられたという感じもあるだろう。でもメディアの表現の違いはそのとおりだと認識しておられるようだし、私も同感。

メディアとしての表し方、時間の制限から本と映画は自ずと違い、それを踏まえた上で両方を味わい、楽しめばよい。本というのはそれなりに読み手の自由裁量が大きいので自由な解釈ができるし、映像は訴える力が強く短時間で受け取れる。やはりまったく違ったものなのだ。

今回は両方とも良い作品だと思うし、私はそれぞれ別の作品として楽しめた。


ちなみにヴィカス・スワルプ氏は在大阪インド総領事館の総領事、聞いたところでは今夏ぐらいに来日されたようだ。知らなかった!私は仕事で昔インド総領事館にも行ったことがあるが、もう一度行ってお会いしたいものだ。また次回作「六人の容疑者」のことも知りたくなった。

他の方の質問で、「外交官、作家の二足のわらじは?」とあったとき、国の仕事をしているので言えないこともあるが、インドのことをきちんと伝えるための本(Q&A)は必要で、夜作家として行うのは良いことという風なことをおっしゃっていた。私は、ヒンズー、ムスリムの間の微妙な問題を含んだ映画、本だが大丈夫なのかなぁと思ったりした。でも彼はcivil servant(公務員)として、インドの真実を海外に伝えるってことなのでokと言ったのでしょう。

”Q&A”についても色々話したいことがあり、インドそのものについてもぜひ個別ディスカッションさせて頂きたい。とにかく氏が日本におられる間にもう一度お会いしてお話させて頂きたい。
大阪におられるならきっとチャンスはあるはず!!!
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この記事のコメント
・「映画と小説。」
west32さん、こんばんは。
『絆』『タンドリーラブ~』とこの記事にトラックバックしました。(*^-^*

映画と小説の媒体の違いの中でそれらの特徴を受け入れ、
折り合っていく事が出来てこそ、
映画・小説共に良い作品となるのでしょうね。

west32さんインド総領事館に行かれた事があるのですね。
スワルプ氏にまたお会い出来ると良いですね♪
2009-11-23 Mon 17:49 | URL | BC #peC/.WiQ[ 編集] | top↑
・「映画と小説は!!」
違うメディアとしてお互いをインスパイアーすると思います。
認識として違うということを判った上で両方とも楽しめば良いのですよね。
(今回のミリオネア$は、Q&Aにインスパイアされた別の作品ですね)

最近仕事でまたインドとのお付き合いが始まりそうなので、総領事館にもいってみたいなぁと思っています。
なんか仕事抜きでも行きたいですが.......


2009-11-23 Mon 21:49 | URL | west32 #B9eg5Lv6[ 編集] | top↑
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【大阪ヨーロッパ映画祭】ヨーロッパ最新映画初上映『タンドリーラブ~コックの恋~』のディスカッションで『スラムドッグ$ミリオネア』著者である在大阪神戸インド総領事館総領事・作家ヴィカース・スワループ氏のお話を聞く事が出来ました。
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